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ミカタ少額短期保険10周年

少額短期保険事業の営業開始から
10ヶ年を迎えることができました

2023年5月29日を以て、ミカタ少額短期保険(株)は開業10年目を無事迎えることができました。
これもひとえに、契約者の皆様、株主の皆様そして多くの関係者の皆様方のご支援の賜物であり心より感謝申し上げる次第です。

振り返りますと、2011年の4月に「誰もが平等公平に司法サービス等の法的支援が受けられる社会の実現に寄与する」という経営理念のもと、わが国で初めての弁護士費用保険を単独の商品(以下、「単品」と称します。)によりご提供していこうとの決意の下、金融監督当局のライセンスを取得してスタートしたものであります。

それ以降、毎年保有契約は常に連続して増加を続け、既に本年3月末では約25,000件の被保険者数を数える規模となってきております。
保険事業において、単品商品で安定的に「大数の法則※」が成り立つためには、約3万件の集積が必要であると一般的に言われておりますが、本年度においてその水準も十分に達成可能なところまで来ております。
また、保険料収入も今年度は10億円に達することもほぼ確実となってきております。

※大数の法則とは、保険の仕組みが数理的な確率計算を基礎としておりますが、保有契約数(母数)が増えれば、理論上の発生確率計算の数値に近づき、保険金の支払頻度も安定していきます。これを保険では大数の法則と称しております。

保有契約数 (単位:件)

さらに、一方で、保険金の支払い累積件数は既に1万件を突破しております。
単純に計算すると、被保険者の実に3人に1人に近い方が保険を利用されていることが分かります。
周りを見渡しても、これだけ利用頻度の高い保険は他にはありません。

経常収入 (ほぼ保険料収入と同額)
(単位:千円)

開業当初からの保険金の支払額(累計額)は、約6億2千万円に達してます。
保険会社の使命の一つは、迅速かつ適格な保険金の支払いにあるといっても過言ではありません。
事業開始より、お客さまに寄り添った保険金査定のノウハウの蓄積と研鑽に努めてきており、この結果、弁護士保険の統計データとしてもあるいは司法統計の一部としても唯一無比のビッグデータを保有するに至っています。

保険金等支払額 (支払備金積増額を含む)
(単位:千円)

2020年9月からは、事業版の弁護士保険の取扱いを開始しています。
当初は、個人の日常生活に伴う法的トラブルを対象とした保険のみを取り扱ってきましたが、現在は個人・法人共に法的トラブルに対応した保険商品のご提供を行っています。
特に中小企業や個人事業主、さらには、フリーランスの方々から、歓迎の声をもって受け入れられております。

当社は、日本弁護士連合会との提携の下でご安心してご活用いただける「弁護士直通ダイヤル」、「弁護士紹介サービス」をご提供しています。
また、法的トラブルの事前抑止効果が期待できる「リーガルカード」と各種ステッカーの配布など、保険のご提供だけでなく、周辺のサービスに関しても充実を図ってきております。

これからも、弁護士保険の先駆者としてご要望にお応えし得るより魅力のある商品の開発と万が一のための迅速かつ適格な保険金の支払いをより充実させていく所存であります。
また、保有契約の拡大による保険料収入の増加は強靭な財務基盤の強化に大きく寄与してきています。
弁護士保険といえば「ミカタ少短社」と多くの方々から支持され、さらなる好感を持たれる保険会社を目指していきますので、引続きご支援とご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

ミカタ少額短期保険株式会社
代表取締役 花岡 裕之