ロマンス詐欺とは?見抜く方法と詐欺に遭わないための対策について~「あれ?」とちょっとでも思ったら一度立ち止まる勇気を!~

「2人の将来のために投資を」

「あなたと結婚するためにお金が必要」

交際相手からこんな文言が出てきたら、ちょっと待って!立ち止まって!それは、詐欺(だまし)の手口ですよ!

「SNSやマッチングアプリなどで出会った相手と、直接会わなくても私は通じ合っているから大丈夫」。

実際にやり取りをしているとそう思ってしまうのもよく分かります。

そして、会うこともなく数か月から数年間やりとりを続けることで、恋愛感情や親近感を抱いてしまい、金銭等をだまし取られてしまう、これが「ロマンス詐欺」です。

弁護士

詐欺においては、いわゆる「コンコルド効果」という心理状態を利用して、更なる送金を求められることが多いです。

恋愛をしているときは視野が狭くなっているからこそ、何が正解で何が間違っているのか?不安ですよね。

この記事では、そんな「ロマンス詐欺」について、事例を踏まえながら分かりやすく解説していきます。

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目次

ロマンス詐欺の実態を知る

ロマンス詐欺とは何か

ロマンス詐欺とは、主にSNSやマッチングアプリ、出会い系サイトを通じて恋愛関係を装って、被害者からお金を騙し取る手口です。

別名「国際ロマンス詐欺」や「ナイジェリア詐欺」とも呼ばれ、組織的な犯罪集団によって行われることも少なくありません。

警察庁の発表によると、2024年1月から3月までの3か月間だけで、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害件数は2,303件、被害額は約279.8億円に上りました。

この数字は、前年同期比で大幅に増加しており、社会問題として深刻化しています。

注目される手口とその変遷

詐欺師のだましの巧妙さは年々増しています。

タイプ1)多様なプラットフォームの利用

従来の出会い系サイトだけではなく、SNSやオンラインゲームまたは言語学習アプリなど、様々なプラットフォームが利用されています。

Facebook・Twitter・Instagramなどの一般的なSNSも標的となっていることが特徴です。

タイプ2)投資詐欺との融合

恋愛などの感情を利用し、仮想通貨などの投資詐欺話を持ちかける「投資型詐欺」と呼ばれる詐欺が増加しています。

詐欺師は、少額の投資から始めさせ、実際に利益を見せることによって信用を得ようとします。

タイプ3)精巧な偽装

まるで本当に実在しているように、偽物のプロフィールや写真・架空のストーリーを用意して、見破ることが困難なほどに信憑性の高い人物像を演出してきます。

例えば、軍人や医者・実業家など、より魅力的で信頼できそうな、まさに信じたくなるような職業を装うことが多いです。

タイプ4)密なコミュニケーション

まめなメッセージでのやり取りで、電話やビデオ通話などを通じて被害者との関係性を深め、信頼関係を深めていく手法です。

最近では、AIを利用した音声変換技術やディープフェイク技術を使用して、よりリアルなコミュニケーションを行う事例も報告されています。

タイプ5)信頼関係構築

すぐに金銭要求を実行するのではなく、1年以上の時間をかけてお互いの信頼関係を構築していき詐欺を実行するケースも増えています。

このように時間をかけ被害者の警戒心を解くことで、より大きな被害に発展してしまう危険性があります。

詐欺被害の現実

実際に被害に遭った方の事例を参考に、その実態を解説していきたいと思います。

ロマンス詐欺の被害者は、年齢や性別・職業を問わず、誰でも被害にあう可能性があります。

実例を見ながら知識を増やしていきましょう。

投資型ロマンス詐欺

40代男性が、マカオ在住を名乗る30代の女性とオンラインで知り合いました。

女性は「暗号資産の短期取引で利益を上げている」といい、男性にも投資を勧めました。

男性は少額の投資で利益を出し、女性は男性から信頼を得ることに成功。

その後、より大きな投資を勧められ、最終的に男性は約700万円を騙し取られました。

恋愛型ロマンス詐欺

滋賀県内の男性が、SNSでアメリカの女性軍人を名乗る人物と知り合いました。

お互いの気持ちが通じ合った上で、女性が「日本に行って(男性と)会いたい」と言い出しました。

「飛行機代」などとして、計9万4000円を要求され、男性はこれを送金しました。

しかし、その後、女性との連絡が途絶えました。

高額詐欺

東京都に住む40代女性が、パレスチナで活動するアメリカ人医師を装った人物とSNSで知り合いました。

医師は女性に好意を示し、将来の結婚も匂わせました。

ところが、医師が急に「緊急手術を行う費用が足りない」と泣きながら女性に援助を求めました。

女性は医師を信じ、複数回に分けて現金約680万円を送金しましたが、のちに詐欺であることが判明しました。

弁護士

この3つの事例を見ていると、ロマンス詐欺の被害は経済的損失だけでなく、精神的なダメージも受けてしまうことについて想像に難しくありませんね。

弁護士

特にロマンス詐欺の場合には、悩み相談などを通じて架空の人物(架空被害者)に感情移入していることもあり、今まで信じて熱い気持ちで助けてきた気になっていた自分への恥じらいや嫌悪の念も抱きます。
その現実から逃れるために(騙されていると薄々わかっていても)不実の望みに託してしまいます。
「まずは試しに少しだけ」という考えは非常に危険です。

もしかすると、ロマンス詐欺によって被害者は深く傷つき自尊心を失い、人間不信に陥ることもあるかもしれません。

中には自殺を図ったケースも報告されており、深刻な社会問題となっています。

詐欺の兆候を見極める方法

危険な兆候を見逃さない

ロマンス詐欺は巧妙な手口で被害者を誘い込むため、見抜くことが難しい場合があります。

しかし、注意深く観察すれば、詐欺の兆候を見極めることは可能です。

以下のような行動や特徴は、ロマンス詐欺の危険信号だと認識しておくことが必要です。

  • プロフィール写真が美男美女すぎる
  • 初対面から熱烈なアプローチをしてくる
  • 高い収入や社会的地位の高い職業を名乗る
  • 出会って間もない時期に結婚をほのめかす
  • 現地の休日や日本との時差等が不自然(相手が海外在住という設定の場合)
  • お金の話題が頻繁に出てくる
  • プライベートな回答を避けてくる
  • 直接話すことを避けてくる
  • 突然何らかの危機に陥り助けを求める

見極め方のポイント

ロマンス詐欺を見抜くためには、相手との会話の内容が少しでもおかしいと感じた時に、一呼吸おいて会話を反すうしてみることも大切です。

メッセージの内容と頻度

過剰な愛情表現を繰り返したり、高額なプレゼントを約束したりしていないですか?

また、メッセージの頻度が不自然に高い場合も注意です。

個人情報の開示

相手が自分のことをあまり話さない、または写真(画像)やビデオ通話を好む傾向はありませんか?

過去の恋愛について詳しく話さないなど、不自然な点がないか注意深く観察しましょう。

送金要求のタイミング

突然お金を要求してきたり、緊急の事情が発生しそれを理由に送金を要求してきたりしていませんか?

特に、実際に会っていない時点での金銭の要求は要注意です。

プロフィールの真偽

画像検索などで、プロフィール写真が他のウェブサイトで使用されていないか確認してみましょう。

多くの詐欺師は、他人の写真や有名人・著名人の写真を無断で使用している場合もあります。

言語の使用

ネイティブスピーカーを名乗りながら、文法的におかしな日本語を使用するのは要注意です。

また、機械翻訳のような不自然な表現にも注意してみましょう。

詐欺かどうか迷った時の対処法

詐欺なのではないか?と迷った時には、身近な親兄弟(親類)や友人などに相談したり、弁護士などの専門家に相談したり等、第三者に話してみることをおすすめします。

弁護士

詐欺被害者は、なぜか「被害に遭っているとしたら恥ずかしい」という心理になることがあります。
特にロマンス詐欺は、恋愛という高度にプライベートなやり取りをするため、知人に相談しにくい状況になりがちです。
身近な人に話すのに勇気がいるようでしたら、弁護士などに相談すると良いと思います。

詐欺でなかったとしても、詐欺だと疑ってしまうような関係性は健全とは言えません。

自分自身を大事にする意味でも、まずは誰かしらに相談してみましょう。

友人や家族に相談する

第三者の視点から状況を客観的に分析してもらうことはとても必要なことです。

詐欺にあっているのではないか?と感じている当事者は、冷静な判断ができなくなっていることが多いため、当事者以外の意見を聞くことは大切です。

専門家に相談する

警察や消費者センター、弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。

専門機関は、ロマンス詐欺の最新の手口や対策に関する情報を持っているため、適切なアドバイスを受けることが期待できます。

オンラインの支援グループを利用する

ロマンス詐欺の被害者や経験者が集まるオンラインフォーラムやサポートグループがあります。

これらのコミュニティで情報交換することで、自分の状況をより客観的に理解できる可能性があります。

NPO法人 CHARMS

相手との接触を控えてみる

疑わしい点が解消されることが一番望ましい結末ではありますが、疑念が解消できない場合は一時的に相手との連絡を控えることも一つの方法です。

そうすることで、冷静に状況を判断する時間を作ることができます。

証拠を収集する

スクリーンショットや通話記録など、疑わしいと思ったやり取りは証拠を保存しておくことが大切です。

後々、弁護士や専門家に相談した際や被害届を出す際に大変有効となります。

弁護士

「誰が、誰に対して、いつ」という3点が分かるように証拠保全しておいてください。
また、経緯も重要ですので、「疑わしいと思った」部分だけではなく、前後のやり取りも重要です。

詐欺に遭わないための対策

安全なコミュニケーションの心がけ

SNSなどのオンラインでの出会いには、常に警戒心を持っておくことも大切です。

以下のポイントを意識して、安全なコミュニケーションを心がけてください。

個人情報の取り扱い

基本的なことですが、住所や電話番号、特に金融機関の情報などの重要な個人情報を、オンラインで出会った人に伝えることは避けましょう。

相手の情報を確認

相手の氏名や年齢、職業などの基本的な情報をまずは確認しましょう。

可能であれば、SNSなどのプロフィールを確認して、相手の情報が一致しているかをチェックしましょう。

ビデオ通話の使用

実際に会う・ビデオ通話など、顔が見える状態での会話が望ましいです。

ビデオ通話の場合は、フェイク動画を使用している場合もありますので、完全に信用しすぎないように注意してください。

金銭の要求には注意

急激に距離を近づけてきた場合、注意が必要です。

相手に突発的な不幸があり金銭を要求してきても、すぐに応じることは避けましょう。

いくら相手を信頼していても、オンライン上での金銭の送金は避けてください。

弁護士

振込先口座は、詐欺のために第三者から買い取ったものが利用され、加害者を特定することは困難な場合がほとんどです。 「詐欺ならば取り返せる」という考えは危険ですのでやめましょう。
また、加害者は送金されたお金をすぐに引き出してしまうことが多く、口座にお金が残っているケースはほぼありません。

会う前に十分な時間をかける

オンライン上での交流した場合、「実際に会いましょう」と誘われることもあるかと思います。

その際には、公共の場所を選び、友人知人や家族にも共有し安全対策を講じておきましょう。

個人情報の漏洩を防ぐ

個人情報は共有しないことが基本です。

  • SNSやマッチングアプリのプライバシー設定を確認
  • 公開プロフィールにはメッセージのみを記載
  • フィッシング詐欺やマルウェアの危険があるため、不審なリンクや情報は開かない
  • パスワードを適宜変更し、二段階認証を利用
  • 公共のWi-Fiを使用する際は、VPNを利用するなど、セキュリティ対策をしておく
  • SNSに投稿する内容や写真には、個人を特定できるような情報を入力しない

適切な報告と対策

「これは怪しい」と感じた場合、すぐに下記機関に報告をしてください。

警察

警察署や警視庁のサイバー犯罪対策への通報。

ロマンス詐欺は犯罪であり、早期の通報が被害の拡大を防ぐのに役立ちます。

※不安を感じたら相談電話(#9110)へ!

消費者センター

国民生活センターや各地の消費生活センターなどの、専門アドバイザーが対応してくれます。

あなたにとって適切な助言を得ることができます。

※消費者ホットライン(188)へ相談を!

SNSやマッチングアプリの運営会社

使用しているSNSなどの運営会社へ報告しましょう。

多くの場合、不適切な行為を報告することができる窓口が用意されています。

各金融機関

被害に遭った場合、すぐに取引のある銀行に連絡しましょう。

不正な送金をストップできる可能性があります。

弁護士

法的な観点からアドバイスを受けることができます。

まずは相談してみましょう。

どのように対処していくのか?今後のことも含めて専門家に相談依頼をすることが、解決への早道になります。

弁護士

弁護士に相談し、急ぎ、振込先口座を凍結してもらいます。弁護士が届け出ることにより、早くて即日で口座凍結されます。
殆どの場合、加害者は送金されたお金をすぐに引き出してしまいますが、まれに口座にお金が残っていることもあります。

あなたが泣き寝入りしないために

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まとめ

ロマンス詐欺から身を守るためには、知識と警戒心が必要となります。

以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 詐欺の手口やその対策を確認しておく。
  • オンラインでの出会いなどで、根拠もなく全面的に信用しすぎないようにする。
  • 不用意に個人情報を開示しない。
  • 会ったことのない相手からの金銭的な要求には応じない。
  • 不安を感じた時は、周囲の人や専門家に相談する。
  • 日頃から、気軽に相談しやすい専門家を身近に作っておく。
  • セキュリティ対策をしておく。

ロマンス詐欺は、巧妙な手口で思いもよらない場所から襲ってくる犯罪です。

誰にでも起こりうる可能性があることを心に留め置いておきましょう。

今回説明させていただいた記事で、適切な知識と対策を身につけることにより、被害を未然に防ぐことができることを願っています。

今後オンラインでの素敵な出会いが訪れることを願いつつ、自分自身を守る対策を万全にしていだければ幸いです。

弁護士

被害者はプライベートの恋愛だと考えています。
「(本人としては)問題ないとは思うけど」という段階で気軽に相談できる専門家がいることが重要です。

弁護士

弁護士 吉原崇晃

第一東京弁護士会所属
吉原綜合法律事務所

所在地 東京都港区港南2-16-1品川イーストワンタワー4階
TEL 03-6890-3973

戦略法務として、商標・著作権・景品表示法など表示関係全般や企業法務、男女トラブルや交通事故などの私的問題、社内研修まで幅広く扱う

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