弁護士費用が払えない……
裁判の費用を相手に請求できないの?
このように悩む方も多いのではないでしょうか?
法的トラブルに直面したとき、弁護士費用の問題は大きな障壁となりがちです。
この記事では、弁護士費用の支払いが心配な場合の選択肢や、費用を相手に請求できる可能性などについて詳しく解説しています。
また、借金がある人でも法的支援を受ける方法や、費用を抑えるための様々な選択肢も紹介しています。
費用の問題で法的支援を諦めていた方や、費用面での不安から弁護士への相談をためらっていた方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
記事に入る前に・・・
だけど費用的に無理・・・という時代は終わりました。
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弁護士費用が払えない人でも使える弁護士制度4選
法的トラブルに直面しても、経済的な理由で弁護士に相談できない方は少なくありません。
しかし、そんな方々のために様々な支援制度が存在します。
ここでは、弁護士費用が払えない人でも利用できる、4つの制度をご紹介します。
日弁連委託援助業務からの支援
日本弁護士連合会(日弁連)は、経済的に困窮している方々のために法律援助事業を実施しています。
この事業は「法テラス」に委託されており、特定の条件を満たす方々に対して無償または低額で法的支援を提供しています。
援助の種類は、以下のとおりです。
- 刑事被疑者弁護援助
- 少年保護事件付添援助
- 犯罪被害者法律援助
- 難民認定に関する法律援助
- 外国人に対する法律援助
- 精神障害者・心神喪失者等医療観察法法律援助
- 子どもに対する法律援助
- 高齢者、障害者及びホームレスに対する法律援助
支援内容は案件によって異なりますが、例えば刑事事件被疑者に対しては、弁護士との接見やアドバイス、警察官や検察官との交渉、示談などが含まれます。
また、少年事件の場合は、少年との面会やアドバイス、家庭裁判所との折衝、環境調整を行う弁護士へ、依頼者の代わりに弁護士費用を支払います。
この法律援助を利用するためには、まず弁護士に相談し、その弁護士を通じて法テラスに申込む必要があります。
法テラスの民事法律扶助制度
法テラス(日本司法支援センター)が提供する民事法律扶助制度は、経済的に困窮している方々に法的支援を提供するための制度です。
具体的には、資産や収入が資力基準以下の方に対して、3回までの無料相談や弁護士費用の一時立て替えを行います。
3回までの無料法律相談は、立替えではなく完全無料です。
弁護士に事件処理を依頼した場合の弁護士費用は、原則立替えで月々分割で法テラスに支払う形になります。
例外的に、償還猶予や償還免除などがあります。
立て替えられた費用は、分割で返済することになりますが、一般の弁護士事務所に直接依頼するよりも、一回で支払う費用を大幅に抑えられます。
そのため、経済的な理由で法的支援を諦めていた方でも、専門家のサポートを受けることが可能です。
ただし、この制度を利用するためには、以下の基準を満たす必要があります。
- 収入や資産が一定基準以下であること
- 裁判において勝訴の見込みがないとはいえないこと
- 民事法律扶助の趣旨に適すること
詳細な条件や申請方法については、法テラスのWEBサイトや窓口で確認できます。
国選弁護人制度
国選弁護人制度は、主に刑事事件において、被疑者や被告人が経済的な理由で弁護士を選任できない場合に、国が弁護人を選任する制度です。
これによって、経済的な制約を受ける方々も、公正な裁判を受ける機会が保証されます。
国選弁護人制度を利用する流れは、以下のとおりです。
- 被疑者や被告人が、自力で弁護士を依頼できない事情を説明し国選弁護人の依頼を裁判所に申し立てる
- 裁判所が申し立てを認める
- 裁判所が国選弁護人を指名する
- 弁護士が弁護活動を開始する
実務では、①で、裁判官が被疑者を勾留する決定をするために被疑者と会う際に、被疑者の意思を確認しています。
そこで国選弁護士人を希望する旨を伝えることで、申立てが行われたことになります。
この制度の大きな特徴は、原則として、利用者による費用負担がないことです。
つまり、経済的な理由で弁護士を雇えない方でも、無料で弁護士のサポートを受けられます。
ただし、裁判終了後に資力があると判断された場合は、費用負担を言い渡されることもあるので注意が必要です。
国選弁護人制度によって、経済的な状況にかかわらず、すべての被疑者・被告人が適切な法的支援を受けられる環境が整備されています。
弁護士保険制度
この保険は、2006年に施行された「保険業法等の一部を改正する法律」で定められた「少額短期保険」に該当するものです。
弁護士保険に加入していれば、法的トラブルが発生した際に、自己負担を抑えて弁護士への相談や依頼ができます。
被害を受けた場合だけでなく、加害者になってしまった場合でも利用できるのが特徴です。
また、多くの保険では弁護士探しのサービスも提供されており、適切な弁護士を見つけるのに役立ちます。
なお、加入前に発生した事案については保険が適用されません。
そのため、事前に加入しておく必要があります。
また、多くの場合、補償が始まるのは初回の保険料支払いから1〜2ヶ月後となります。
そのため、「今後トラブルになるかもしれない」と考えている場合は、早めに加入を検討しましょう。
ネットの普及により、自分で調べて「法的に請求できる」と考えて弁護士に気軽に相談するなど、法的請求への敷居が飛躍的に低くなりました。
弁護士費用を抑えるなら弁護士の選び方が大事
法的トラブルに直面した際、自身に合った適切な弁護士を選ぶことで、費用を抑えつつ質の高い法的サポートを受けられます。
費用面で躊躇する方も多いですが、適切に弁護士を選べば経済的負担を軽減しながら必要な支援を得られるでしょう。
以下に、費用を抑えるための様々な弁護士の選び方をご紹介します。
相談料や着手金が無料
初回相談料や着手金が無料の法律事務所を選ぶことで、弁護士費用を抑えられます。
無料相談を有効活用するには、事前に問題点を整理し、具体的な資料を用意しておくことが大切です。
ただし、「着手金不要」や「着手金0円」をうたう事務所では、成功報酬が高めに設定されていたり、別途料金が発生したりする可能性があるため、総合的な費用の確認が必要です。
また、「完全成功報酬制」を採用している事務所もありますが、こちらも成功報酬を高く設定しているケースがあるため、契約する際には、トータルの内容をしっかりと確認しましょう。
よくあるトラブルが、「判決で勝訴した場合に成功報酬が発生する」という契約内容です。
一見合理的に見えますが、「勝訴はしたが回収できるかどうかは別。(1円も回収できなくても)成功報酬は請求されてしまう」というケースもありますので、ご注意ください。
複数の法律事務所から見積もりを取る
弁護士費用は2004年から自由化されており、事務所によって料金体系が異なります。
そのため、複数の事務所から見積もりを取ることが重要です。
見積もりの際は、着手金や成功報酬だけでなく、実費や日当、手数料などの費用も確認しましょう。
また、分割払いや後払いの有無も重要なポイントです。
見積もりを比較する際は、価格だけでなく、サービス内容や弁護士の経験・専門性もふまえて選ぶことが大切です。
複数の事務所から見積もりを取ることで、総合的に最適な選択ができます。
(ただし見積もり段階では正確な金額が出ないことのほうが多いです)
経済的利益の算定方法を確認する
弁護士費用は多くの場合、「経済的利益」に一定の料率をかけて計算されます。
例えば、売掛金回収の裁判では未払い代金額が経済的利益となります。
不動産明渡しの場合は、その不動産の時価が基準となることがあります。
金銭に直接換算しにくい請求の場合、算定方法が事務所によって異なる可能性があるため、具体的な内容の確認が重要です。
また、着手金の最低額についても確認が必要です。
小規模な案件の場合、最低額を低く設定している事務所を選ぶことで、費用を抑えられる可能性があります。
分割払いや後払いに対応している事務所を選ぶ
借金問題や債務整理などの案件では、依頼者がまとまった費用を用意するのが困難なケースもあります。
そのような場合、分割払いや後払いに対応している事務所を選ぶとよいでしょう。
例えば、債務整理の場合、弁護士が債権者に受任通知を送ることで、それ以降の取り立てや借金の支払いを止められます。
そうすれば、借金返済に充てていたお金を弁護士費用の支払いに回せるようになります。
ただし、分割払いや後払いの場合、総額で見ると若干割高になる可能性もあるため、複数の選択肢を比較検討しましょう。
顧問契約を結んでいる弁護士を活用する
企業や個人事業主で顧問弁護士がいる場合、その弁護士に依頼することで費用を抑えられる可能性があります。
顧問契約には、通常よりも着手金を割り引く条項が含まれていることがあり、一般的に5%から20%程度の割引が適用されます。
顧問弁護士は依頼者の状況をよく理解しているため、効率的かつ効果的な対応が期待できるでしょう。
ただし、顧問契約には毎月の固定費用がかかるため、法的トラブルの頻度や規模を考慮して、契約の是非を判断する必要があります。
弁護士保険や権利保護保険を活用する
弁護士保険や権利保護保険に加入していれば、法的トラブル発生時に弁護士費用の補償を受けられます。
弁護士保険は月々の保険料を支払うことで、被害者になった場合だけでなく、加害者になった場合でも利用できるのが特徴です。
多くの場合、弁護士探しのサービスも付帯しています。
ただし、保険加入前に発生した事案には適用されず、補償開始までに1〜2ヶ月かかることが一般的です。
専門分野に強い弁護士を選ぶ
専門性の高い弁護士は、一見すると費用が高くなりそうですが、総合的に見れば費用を抑えられる可能性があります。
専門分野に強い弁護士は、その分野の法律や判例に精通しているため、より効率的に事件を進められるからです。
つまり、作業時間の短縮や成功率の向上につながり、結果的に総合的な費用削減につながる可能性があります。
専門分野に強い弁護士を探す際は、各弁護士のウェブサイトや弁護士会のデータベース、専門分野別の弁護士紹介サービスなどを活用するとよいでしょう。
弁護士の依頼にかかる費用を事件別で紹介
弁護士費用は事件の種類や複雑さによって大きく異なります。
ここでは、一般的な事件別の弁護士費用の相場を紹介します。
ただし、これらは目安であり、実際の費用は個々の事案や弁護士によって変動する可能性があるため、注意してください。
離婚に関する弁護士費用
協議離婚の場合は比較的低額ですが、調停や裁判になると高額になる傾向があります。
具体的な金額は、財産分与、子供の親権、養育費、慰謝料請求の有無などによって変動します。
例えば、1000万円の財産分与を獲得した場合、100万円から200万円程度の成功報酬が発生する可能性があります。
個別の法的手続きにも費用がかかります。
例えば、婚姻費用分担請求の場合、着手金が10万円から20万円程度、成功報酬が獲得額の10%から20%程度となることが多いです。
相続に関する弁護士費用
遺言書作成は10万円から20万円程度ですが、複雑な遺産分割協議や遺留分減殺請求が絡むと高額になります。
成功報酬は、獲得した遺産の額に応じて計算されます。
例えば、遺産分割における弁護士の報酬金の目安は以下の通りです。
争う金額 | 成功報酬金 |
300万円以下 | 17.6% |
300万円超3000万円以下 | 11%+19万8,000円 |
3000万円超3億円以下 | 6.6%+151万8,000円 |
3億円超 | 4.4%+811万8,000円 |
例えば、5000万円の遺産を獲得した場合、遺産分割における弁護士の成功報酬は約185万円となります。
相続放棄の手続きは10万円程度、遺言執行は30万円以上からなど、個別の手続きにも費用がかかります。
交通事故に関する弁護士費用
ただし、複雑な事案や重大な被害の場合は30万円以上になることもあります。
例えば、500万円の賠償金を獲得した場合、50万円から100万円程度の成功報酬が発生する可能性があります。
事件の進行に応じて段階的に費用が発生することがあり、示談交渉から始めて訴訟に移行した場合に追加の着手金が必要になるケースもあります。
自動車保険や傷害保険に弁護士費用特約が付いている場合、費用の一部または全部が保険でカバーされる可能性があるため、事前確認がおすすめです。
自分が運転中の事故でなくても、自動車保険が適用される場合もあります。
広い意味で交通事故に遭った場合には、ご自身及び乗車車両に関する保険の内容をご確認ください。
刑事事件に関する弁護士費用
ただし、複雑な事案や重大犯罪の場合は100万円を超えることも。
緊急性の高い事案では、着手金が高めに設定されることがあります。
こちらも、重大事件や複雑な事案の場合には、より高額になる可能性があります。
捜査段階での弁護活動(接見、任意同行への立ち会い、捜査機関との交渉など)にも費用が発生し、時間単位で計算されることが多いです。
上述したとおり、経済的理由で私選弁護人を選任できない場合、国選弁護人制度を利用できます。
この場合、被疑者・被告人の負担で弁護士費用を支払う必要はありませんが、自身で弁護士を選ぶことはできません。
他の事件の弁護士費用の詳しい相場は下記の記事で詳しく解説しています。
弁護士費用を安く抑えるには?
弁護士費用は法的問題解決の障壁となることがありますが、適切な方法を知ることで費用を抑えられます。
ここでは、弁護士費用を安く抑えるための方法を紹介します。
これらの方法を活用することで、質の高い法的サポートが受けられ、経済的負担を軽減しやすくなるでしょう。
こじれる前に相談!
法的トラブルは早期に対応することが重要です。
複雑な手続きや長期にわたる交渉で、問題が大きくなればなるほど、解決に要する時間や労力、費用が増える傾向にあります。
そのため、疑問や不安を感じた時点で専門家の意見を求めることが重要です。
多くの法律事務所では、初回相談会を無料で開催しています。
この機会を利用して、問題の詳細や対応策を把握しましょう。
無料相談を効果的に活用するためには、事前に問題点や悩みを整理し、関連する書類や証拠を用意しておくことが大切です。
そうすれば、限られた相談時間内で的確なアドバイスを得られ、その後の方針を立てやすくなるはずです。
また、早期相談により、問題が訴訟に発展する前に解決できるケースもあります。
調停や和解などの裁判外紛争解決手続き(ADR)を活用することで、裁判よりも低コストで問題を解決できる可能性が高くなります。
早期に対応すれば、弁護士の作業時間削減となり、結果として費用を抑えられるでしょう。
弁護士会の無料相談サービスを利用する
各地域の弁護士会が行っている無料相談サービスでは、経験豊富な弁護士が様々な法律問題について初期的なアドバイスを提供しています。
相談時間は通常20分から30分程度です。
無料相談サービスで、問題の概要を把握しておけば、今後の方針を立てる上で役立てられます。
ただし、複雑な案件の詳細な検討は難しいでしょう。
なお、無料相談サービスは予約制のことが多く、人気の高い時間帯はすぐに埋まってしまうこともあるため、早めの予約をおすすめします。
また、相談時間が限られているため、事前に相談内容を整理し、必要な資料を用意しておくのがおすすめです。
弁護士会の無料相談を利用することで、費用をかけずに専門家に相談でき、その後の対応を検討する上で貴重な情報を得られるメリットがあります。
さらに、必要に応じて適切な弁護士を紹介してもらえる場合もあります。
地方自治体が提供する法律相談を活用する
多くの地方自治体(市区町村)では、住民向けの無料法律相談サービスを提供しています。
通常、地域の弁護士会と連携して実施されており、経験豊富な弁護士が担当します。
相談時間は30分程度で、基本的な法的アドバイスを受けられます。
対象となる問題は多岐にわたり、離婚、相続、借金、労働問題など、日常生活で直面する様々な法的問題について相談できるでしょう。
これらのサービスを利用する際の注意点は以下のとおりです。
- 予約が必要な場合が多いため、早めに申し込む
- 相談時間が限られているため、事前に相談内容を整理し、必要な資料を用意しておく
- 申し込みの条件を、事前確認しておく
地方自治体の法律相談を活用することで、費用をかけずに初期段階での専門家のアドバイスを受けられます。
早めに相談すれば、問題の深刻化を防ぎ、結果的に弁護士費用の削減につながる可能性があります。
弁護士費用を支払えなくなったら?
法的問題に直面し弁護士に依頼したものの、途中で費用の支払いが困難になる状況は珍しくありません。
このような事態に陥った場合、どのように対応すべきか、また、どのような選択肢があるのかを理解しておくことが重要です。
弁護士費用を支払わなかったらどうなる?
弁護士費用の支払いを滞納した場合、通常の債務と同様に、督促を受けることになります。
弁護士や法律事務所は、基本的に依頼者の権利を守り、救済を目的として業務を行っていますが、同時に事務所の運営のためにも報酬を得る必要があります。
支払いが滞った場合、まず弁護士から連絡や催促があるはずです。
この段階で誠実に対応し、状況を説明することが重要です。
多くの場合、弁護士は依頼者の状況を理解し、支払い計画の見直しなど、柔軟な対応を検討してくれる可能性があります。
しかし、長期にわたって支払いが滞り、かつ誠実な対応がない場合は、弁護士が法的手段を取る場合もあります。
最悪の場合、給与や預貯金の差し押さえなどの強制執行に発展する可能性もあることを覚えておきましょう。
このような事態を避けるためにも、支払いが困難になった時点で弁護士と相談し、対応策を検討すべきです。
また、弁護士との契約を解除しても、既に発生した費用についての支払い義務がなくなることはありません。
特に着手金は、事件の結果に関わらず返金されないのが一般的です。
支払いが困難な状況に陥った場合、分割払いの再調整や支払回数の変更など、柔軟な対応を弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士費用は相手に請求できる?
弁護士費用や裁判費用を相手に請求できるかどうかは、事案の性質や解決方法によって異なります。
一般的に、以下のような区分ができます。
裁判費用(訴訟費用)
裁判所に支払う費用(裁判所手数料や郵券代など)は、原則として相手に請求できます。
民事訴訟法61条で、「訴訟費用は敗訴した側が負担することになっている」と定められています。
弁護士費用
原則として、弁護士費用を相手に請求することはできません。
これは、「トラブルは本来自分で解決できるものであり、弁護士を利用するかどうかは個人の選択による」という法的な考え方に基づいています。
ネットでも、訴訟費用と弁護士費用を混同している記載を目にするので、裁判費用(訴訟費用)は弁護士費用とは別と知っておいてください。
ただし、例外的に「不法行為」を理由とする訴訟の場合は、弁護士費用の一部を請求できる可能性があります。
一般的に、不法行為の裁判で損害賠償請求が可能となった場合、相手に弁護士費用相当額として請求できる相場は、認められた損害額の約1割です。
例えば、300万円の慰謝料が認められた場合、その1割である30万円のみ、相手へ請求できることになります。
注意すべき点として、日本の民事裁判では約7割が裁判上の和解で解決すると言われています。
和解で終わった場合、通常は「訴訟費用は各自の負担とする」とされ、弁護士費用も相手に請求できないことがほとんどです。
近年は弁護士費用保険や自動車保険の弁護士費用特約など、これらの費用をカバーする選択肢も増えてきていますので、事前に検討しておくことをおすすめします。
実務では、事案の難易度や請求金額に関係なく、認容額1割のみを請求できます。
また、難易度の高い裁判でも、一部の不法行為事案と同視できるような場合を除いては弁護士費用は認められません。
借金で弁護士費用を払うのが困難な場合
借金問題を抱えている人が弁護士費用を支払うのは確かに困難に思えます。
しかし、多くの弁護士事務所ではこのような状況を理解しており、柔軟な支払いプランを用意していることが多いです。
分割払い対応をしている法律事務所に依頼する
分割払いによって、一度に大きな金額を支払う必要がなくなります。
特に債務整理や自己破産の案件では、依頼者の経済状況を考慮した支払いプランを提案してくれる事務所が多いでしょう。
例えば、債務整理を依頼する場合、弁護士が債権者に受任通知を送ることで、それ以降の取り立てや借金の支払いを止めることができます。
それまで借金返済に充てていたお金が、弁護士費用の支払いに回せるようになるわけです。
一部の事務所では、必要な費用がたまってから、本格的な業務を開始するという形を取っています。
完全成功報酬制を採用している法律事務所に依頼する
これは、事件が成功した場合にのみ報酬を支払う仕組みです。
ただし、成功報酬のパーセンテージが通常よりも高く設定されていることが多いため、契約書をしっかりと確認しましょう。
経済的に困窮している方向けの支援制度を利用する
例えば、法テラス(日本司法支援センター)の民事法律扶助制度では、一定の収入・資産基準を満たす方に対して、無料の法律相談や弁護士費用の立替えを行っています。
この制度を利用すれば、一時的に費用の支払いを先送りにできます。
多くの弁護士は、依頼者の状況を理解し、可能な範囲で柔軟な対応をしてくれます。
まずは無料相談を利用して、自分の状況に合った支払い方法や支援制度について相談することをおすすめします。
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*1 件数は2023年3月現在 *2 2013年~2022年。単独型弁護士保険として。2023年3月当社調べ。*3 99プランの場合 *4 初期相談‥事案が法律問題かどうかの判断や一般的な法制度上のアドバイス 募集文書番号 M2022営推00409
まとめ
法的トラブルに直面した際、弁護士費用は大きな懸念事項となりますが、これを理由に必要な法的支援を諦める必要はありません。
もしも費用の支払いが困難になった場合は、早急に弁護士と相談し、状況を説明することが重要です。
多くの弁護士は分割払いの再調整など柔軟な対応を検討してくれます。
資力のない方でも、多くの弁護士事務所が分割払いに対応しており、法テラスなどの支援制度も利用可能です。
また、予防策として弁護士費用保険の検討や、無料相談の利用も有効です。
重要なのは、経済的な理由で法的支援を諦めないことです。
様々な支援制度があるので、自分に合った方法を見つけることが大切です。
費用面でのリスクを考慮しつつも、適切な法的支援を受けることが、問題解決への近道となります。
戦略法務として、商標・著作権・景品表示法など表示関係全般や企業法務、男女トラブルや交通事故などの私的問題、社内研修まで幅広く扱う
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