たった一回でも実刑に!?闇バイトに応募してはいけない理由について徹底解説

昨今話題の、「闇バイト」についてどのくらいご存じでしょうか?

「テレビやネットニュースでよく見聞きするので言葉はよく知っている。」という方も多いのではないでしょうか?

実際に、「知り合いに高収入のバイトをやらないかと誘われた」「学校の先輩に誘われた」なんてことがあった場合、「ちょっとだけなら大丈夫かな?」とか、「断りづらいな」等々判断に困ってしまう場面があるかもしれません。

なぜ闇バイトに応募してはダメなのか?という理由をしっかりと知っておくことは、とても大切です。

この記事でしっかり確認していきましょう。

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目次

闇バイトとは?

自分の子どもが闇バイトに巻き込まれないか心配です…。

弁護士

闇バイトについて、まずはどんなものなのかを確認していきましょう。

どのような仕事を闇バイトという?闇バイトの種類について

闇バイトは、求人内容があいまいであることが特徴で、具体的な仕事内容について明確に説明されていない場合が多いです。

通常、求人広告を載せる際には、具体的な仕事内容が記載されているのに対し、闇バイトの場合は「運ぶだけ!」「電話だけでOK!」等々、仕事内容が不明瞭なことが多いです。

では、実際にはどのような種類があるのかを見ていきましょう。

「出し子」・「受け子」

振り込め詐欺グループの現金の受け渡しや引き出しを行う役割です。

例えば、ターゲットから銀行口座に振り込まれた現金を引き出す「出し子」、被害者から直接現金を受け取る「受け子」といった形で関与します。

「かけ子」

被害者へ嘘の電話をかける役割です。

「会社のお金をなくした」「ATMで還付金を受けられます」「○○警察署です、あなたの口座が詐欺に使われています」といった、特殊詐欺やその家の下調べなど、様々な内容の電話を掛ける形で詐欺に関与します。

「運び屋」

実際には中身を知らされずに運んでしまっている場合も多々あるのかもしれません。

よくあるケースは、「薬物運び屋」として覚醒剤や麻薬などの違法薬物を輸送する役割や、盗品や詐欺の成果物(現金など)の運搬を行うこともあります。

また、海外への輸送を伴うケースもあり、場合によっては飛行機や車などで違法な物品を運ばされることがあります。

「叩き」「取り立て」

叩きとは、いわゆる強盗のことです。

店舗や自宅に押し入り、時には暴力や脅し等で金品を奪取する役割です。

また違法な貸金業者(いわゆる闇金)の取り立てを行うバイトも。

借金を抱えた人から強引に取り立てを行い、暴力的な手段や脅迫などを用い取り立ての手伝いを担います。

違法な転売など

盗品や詐欺で手に入れた商品を転売する「転売ヤー」として違法売買を行ったり、偽ブランド品や不正なチケットの販売を行ったり等の業務を担当します。

また、オンラインショップやフリマアプリで商品を出品し代金を受け取る業務までを行わせる仕事も。

これは一見まっとうな仕事に見えますが、実際には「落札された商品を送らない」という詐欺が行われているというものです。

一連の作業の途中までを個別に行わせることで、行っている仕事が「詐欺行為である」という認識をさせない特徴があります。

アカウントの乗っ取り・不正アクセス行為など

他人のSNSや銀行口座に不正アクセスをし、個人情報やパスワードを盗む役割を担うバイトです。

乗っ取ったアカウントを使って詐欺行為を行うこともあります。

この他にも以下のような一見闇バイトと分からないような仕事内容もあります。

  • 荷受け・・・他人宛の荷物を受け取り、自分の住所や指定された場所で保管する
  • 自宅受け・・・自宅を受け取り先として利用し、詐欺の収益や違法物品を受け取る
  • 口座売買・・・自分名義の銀行口座を売買する
  • 買い物代行・・・他人のクレジットカードなどを使って買い物をし、指示役に商品を渡す
  • マネロン・・・犯罪で得た収益を合法的に見せかけるため、資金を移動・隠匿する
  • 見張り・・・犯罪現場(空き巣や強盗)の周辺で警察や目撃者がいないかを監視する

闇バイトの募集経路は?

気軽に誰でも見られるSNSで闇バイトの募集を行っている場合もありますので、一見それが闇バイトだと気が付かないこともままあります。

では、具体的な募集経路を見ていきましょう。

SNS(X(旧Twitter)、Instagram、LINEなど)

闇バイトの多くは、XやInstagramのDM(ダイレクトメッセージ)機能やハッシュタグを使って勧誘されます。

ハッシュタグには「高額報酬」「楽して稼ぐ方法」「副業」など、割のいいバイトを探している側から見ると、合法的だと勘違いしてしまう上手い誘い文句が使われることが多く、詐欺や犯罪であることが分かりにくくなっています。

インターネット掲示板・スレッドサイト

匿名掲示板やスレッドサイト(例:5ちゃんねる、爆サイ)で「高収入」「副業」といった曖昧なタイトルで募集がかけられています。

投稿内容に直接的な犯罪の内容が記載されることは少ないですが、詳細は個別メッセージで伝えられることが多く断りにくい状況を作り出されることもあるので注意が必要です。

これらの経路は、勧誘者にとってはすぐに削除もできるので身元を隠しやすい上に、受け手もSNSやインターネット上で日常的にアクセスしやすいため、闇バイトの募集が容易に拡散する土壌となっています。

また、最近では、一般的な求人サイト(例:タイミー)でも「闇バイトでは?」と思われるような求人情報が掲載されていることがあります。

「このサイト(アプリ)に載ってるなら安心」と思わず、どのような媒体でも情報の精査は必要だといえます。

闇バイトの検挙件数

警視庁によると、令和6年9月末の特殊詐欺発生状況は、認知件数14,254件(前年同期比+235件、増減率+1.7%)、被害額411.2億円(前年同期比+100.6億円、増減率+32.4%)と発表されました。

※その他とは「金融保証金詐欺」「金融商品詐欺」「ギャンブル詐欺」「交際あっせん詐欺」「その他特殊詐欺」の合計

また、2024年上半期の「特殊詐欺年代別検挙数」をみると、一番多いのは20代の129人で、次に多いのは10代の68人となっており、2023年の上半期と比べると33%も増加しています。

さらに、特筆すべきは60代の検挙人数が6人となっていることです。

これは一見少ないように見えますが、2023年上半期と比べると明らかに増加しているという特徴がみられる点です。

闇バイトに科される刑罰とは

最近は、逮捕から判決までニュースになっている例もありますよね。

弁護士

単なる「闇バイト」だからといって、刑が軽くなるとは限りません。

初犯でも実刑判決となる可能性がある

闇バイトに応募する際の特徴として「軽い気持ちで」「単なるバイト感覚で」という理由が上げられることは、マスメディアの報道などで知られている部分も多いかと思います。

では、ここで問題です。

軽い気持ちで応募した闇バイトで、実際に警察に捕まった場合、初犯でも実刑になる可能性はあるのでしょうか?

その答えは、実刑になる可能性は十分にあります。

特に、以下のような条件が当てはまる場合は実刑のリスクが高まります。

  • 被害額が大きい(数百万円~数千万円以上)
  • 他人に重大な損害や危害を与えた
  • 組織犯罪の一環と認定される
  • 再犯防止が難しいと判断される

詐欺の「受け子」などの場合、被害額が高額であれば初犯でも懲役1~3年の実刑判決が下されるケースがあります。

複数回加担している場合やその状況によって変わってきますが、特殊詐欺は複数人で役割分担をして詐欺を行うため、「組織的で計画的犯罪」にあたり、特に悪質性が高いと判断されます。

「単なるバイトだから」という理由は通用しないということを理解しておくことが必要です。

※闇バイトに応募してしまった際には・・・警察相談ダイヤル#9110

闇バイトの仕事の種類によって罪状は変わる

闇バイトの種類によって罪状は変わりますので、確認していきましょう。

闇バイトの内容主な罪状刑罰例
詐欺(受け子、かけ子)詐欺罪(刑法第246条)懲役10年以下の懲役
空き巣や窃盗窃盗罪(刑法第235条)懲役10年以下または罰金50万円以下
薬物の運搬・販売覚せい剤取締法、麻薬取締法違反懲役10年以下の懲役
暴力団の指示による活動組織犯罪処罰法違反懲役1年以上または罰金
不法労働者の手配不法就労助長罪懲役3年以上または罰金300万円以下
暴行や脅迫を用いて他人の財産を奪う強盗罪(刑法第236条)5年以上の有期懲役
強盗行為により負傷・死亡させる強盗致傷罪・強盗致死罪(刑法第240条)無期または6年以上の懲役(強盗致傷)
死刑または無期懲役(強盗致死)

被害者をだまして金銭やキャッシュカードを受け取る(受け子)や、電話をかけて詐欺を行う(かけ子)など、被害者を欺いて財産を奪う行為は、決して許されるものではないことは忘れないように肝に命じておくことが大切です。

闇バイト応募~実行~逮捕までの流れ

弁護士

闇バイトの募集でもっともポピュラーなものは、SNSでの勧誘です。

軽い気持ちで応募をしないようにするのが大事ですね。

「高収入」「即日即金」「誰でもできる」など、気を引く言葉が羅列されており、それを見た若者を中心とした人員が集められ、実行部隊として稼働させられ、逮捕されそうになったら即使い捨てられていく、という闇バイトの一連の流れを説明します。

応募

「短期間で高収入」などの条件の良い謳い文句で募集をかけ、集めた人員に特殊詐欺の受け子や出し子、強盗など、犯罪の実行役をさせます。

闇バイトは、SNSやインターネットの掲示板等で募集されるケースが多く、警視庁の発表によると受け子等になった経緯は「SNSからの応募」が46.9%で、約半数がSNSの募集から闇バイトを知って特殊詐欺に関与したとみられています。

また、最近ではリゾートへ旅行する感覚で、「海外で電話応対をしないか?」という募集も見られます。

さらに面接の際に、身分証明書の提示とバイトをするに当たり必要な「預り金」と称した数万円の金額を相手に預けるよう指示されることも特徴の一つになります。

身元が相手に知られていることと、お金を相手に預けているという足かせがある状態なので、中々バイトをやめることができない構造が出来上がるのです。

実行指示

多くの場合は、秘匿性の高いメッセージアプリ(Telegram、Signal等)でのやり取りを求められることが多く、指定のアプリに移動した後、仕事の詳細な内容や参加に際しての注意事項等が説明されます。

時にはメッセージアプリの通話機能を使い、詳細の確認等をする場合もあります。

仕事内容を多数上げ、実際に最初に紹介されるのは簡単に儲かる仕事として「U(受け子)D(出し子)」を勧めてくることが多い傾向にあるようです。

仕事紹介の際、応募した当日や明日から稼働できるか?など、応募者に考える猶予を与えないことも特徴の一つになります。

例えば、運びの仕事を依頼される場合、「リクルーター」と呼ばれる仕事を斡旋する人物から、〇〇駅~××駅までの運びの仕事をするよう指示を受けます。

運びが完了した際に「報酬」を手渡しで支払うという流れとなっているようです。

その他主な闇バイトの実行内容を紹介します。

受け子

「銀行員」「警察官」などを装い、被害者の自宅や指定された場所で現金や貴金属、キャッシュカードを受け取る。

受け取った後、指示役にすぐに渡すか、隠し場所に移動する。

出し子

被害者のキャッシュカードでATMから現金を引き出す。

多くの場合、短時間で繰り返し引き出すことで資金を回収する。

叩き(アポ電強盗など)

被害者の自宅に直接押し入って現金や貴金属を奪う。

事前に電話(アポ電)で被害者の資産状況を聞き出し、家に押し入るタイミングを計る。

窃盗だけでなく、暴力や脅迫を用いることもあり、危険度が高い。

逮捕

SNSなどの普及により、闇バイトの求人へ誰でも簡単にアクセスができてしまう状況に伴い、闇バイトへの関与が理由の逮捕者が増えています。

「みんなやっているから」「自分が逮捕されるとは思っていなかった」「軽い気持ちだった」などの言い逃れは決してできない犯罪行為だということは忘れてはなりません。

なぜなら、闇バイトの仕事内容というのは「実行役」であり、自ら犯罪に加担しているということになるからです。

逮捕にまで至る可能性が高い闇バイトは以下のようなものです。

受け子被害者と直接接触するため、防犯カメラや目撃証言により特定されやすい。
出し子ATMの防犯カメラに姿が記録されることが多く、捜査の手が及びやすい。
叩き(アポ電強盗)監視カメラなどで追跡がされやすい。
暴力行為や脅迫などが伴うため罪が重く、計画性がある犯罪として厳しく追及される。
運び違法薬物(覚醒剤や大麻など)や銃器類の密輸や荷受けの場合、空港や港などでの検問で発覚しやすく、摘発されるリスクが非常に高い。
フィッシング詐欺やマルウェア配布IPアドレスや通信履歴が追跡されることで、加担者が特定されやすい

ここで、注意が必要なのは「ただ荷物を運んだだけ」「中身は知らなかった」など、犯罪に加担している自覚がないというパターンです。

もちろんその場合は「詐欺罪の故意」の認定を争うことはできるのでしょうが、特殊犯罪に加担していることは事実であるということと、実際に仕事を引き受けた回数なども考慮し検証されることになるでしょう。

闇バイトをあっせんするリクルーターは、何も知らない若年層を犯罪の実行犯として勧誘します。

「もしかしたら自分も闇バイトに加担してしまったのではないか?」と不安になった場合は、なるべく早い段階で、弁護士に相談・または警察の相談窓口に連絡することをおすすめいたします。

警察相談専用電話 #9110 (ダイヤル回線及び一部のIP電話からは048ー822-9110)

もしも闇バイトに関わってしまったら<対処法>

闇バイトに一度でも関わってしてしまうと、その後の人生に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

しかし、適切な対処を取ることで、被害を最小限に抑えることができる場合もあります。

闇バイトに関わってしまったら、どのような対処したらいいのでしょうか?

弁護士

警察の事情聴取や弁護士への相談時には「素直に応じる・受け答えする」ということが大事です。

一度でも闇バイトをしてしまうと抜けられなくなる可能性も

世間でよく言われている「一度でも闇バイトに加担してしまうと抜けられなくなる」という理由について、以下のような原因が考えられます。

  • 脅迫や暴力
    指示役から「家族に危害を加える」などと脅迫される可能性がある
  • 借金や報酬の問題
    「辞めるなら罰金を払え」などと言って辞めさせないケース
  • 個人情報・犯罪記録を握られる
    犯罪行為の証拠を「警察や学校・職場にバラす」と脅されるケース

一度、闇バイトで仕事を引き受けてしまった場合、その後の闇バイトの内容は、段々とエスカレートしていく傾向にあります。

最初は、簡単な受け子・出し子だったものが、最終的には強盗を指示され、だんだんと引き返すことが困難になっていってしまいます。

断ろうと思っても、犯罪組織は個人情報を握っているので「ネットに拡散するぞ」「家族に危害を加えるぞ」等と言われてしまえば、その後も犯罪組織からは抜け出せなくなってしまいます。

最終的には、警察に捕まった時点で足切りをされる、という末路が待っています。

警察から連絡が来たら素直に応じるべき

闇バイトについて警察から連絡が来た場合、どのよう場合でも素直に応じるべきです。

冷静に対応する

警察から連絡が来た場合は、動揺せず冷静になることが大切です。

焦って不適切な行動を取ると、状況が悪化する可能性があります。

  • なぜ連絡が来たのか
  • 何について尋ねられているのか
  • 具体的な日時や場所、事件の概要など

これらを正確に把握するよう努め、また正確に情報提供しましょう。

弁護士に相談する

もし自分が闇バイトに関わっていた場合、あるいは無関係なのに疑われている場合は、早急に弁護士に相談することをおすすめします。

なぜならば、供述をする前に弁護士に相談することが重要だからです。

警察に対して不用意な発言をしてしまうと、その後不利になる可能性があるので注意が必要です。

捜査協力をする姿勢を見せる

闇バイトに巻き込まれた場合、警察に協力することで印象を少しでもよくする方が、後々自身にとってプラスに働く可能性があります。

特に、他の関係者について知っている情報がある場合、それを素直に提供することが大切です。

ここでもやはり、何を話すべきで、何を話さない方がよいのか、弁護士の指示を仰ぐことをおすすめします。

自身に与えられている権利について

警察の取り調べに対して自分に与えられている権利について知っておくことも大切です。

弁護士に相談する権利

逮捕された場合、すぐに弁護士を呼ぶことができます。

収入条件が満たされた場合は、国選弁護人を依頼することもできます。

また、弁護士とのやり取りはプライバシーが守られ、警察や検察は立ち会うことはありません。

黙秘権

自分に不利な供述をしない権利(憲法第38条)のことです。

警察や検察の取り調べで、答えたくない質問には答える必要はありません。

取り調べの適正さを求める権利

脅迫や暴力、不当な長時間の取り調べを受けることは違法です。

そのような、取り調べが行われた場合は、弁護士や裁判所に訴えることができます。

拘留の不服申し立て

拘留(最大20日間)は裁判所の決定に基づきますが、不服がある場合は裁判所に申し立てができます(準抗告)。

証拠や書類の確認を要求する権利

弁護士を通じて証拠の開示や、自分に関わる記録を確認することができます。

裁判を受ける権利

公正な裁判を受けることが保証されています。

例えば、自分の無罪を主張したり自分の置かれている状況を説明したり等の機会を持つことができます。

闇バイトに関わってしまったら早期に弁護士へ相談すべき

早期段階で弁護士へ相談することで、様々なリスクを軽減することができます。

適切なアドバイスが得られる

自分の行動がどの程度法に触れるのか、またどのような罪に問われる可能性があるのかを弁護士から教えてもらえます。

また、知らずに犯罪に加担してしまった場合、当時の状況を説明して、どのように罪の軽減を認めてもらえるかを相談することができます。

不利な供述を防げる

取り調べで警察や検察に不利な発言をしてしまうと、その後の裁判に悪影響を及ぼす可能性があります。

弁護士が介入することで、適切な供述方法や黙秘権の行使について助言を受けることができます。

自分の立場を整理できる

「知らなかった」「強制された」などの事情があったとしても、どのように主張すれば効果的かを弁護士と相談できるので、心強い味方になってくれるはずです。

被害者への謝罪や、犯罪から手を引くための具体的な方法についてもサポートを受けられます。

法的手続きへの準備ができる

逮捕や起訴に至る場合でも、弁護士がいれば裁判の準備や証拠集めがスムーズに進み、弁護士が介入することで、不当な拘束や取り調べのリスクを軽減することができます。

罪の軽減や不起訴の可能性が高まる

初犯や関与が軽微な場合、弁護士が検察と交渉することで不起訴処分を目指すことも期待できます。

反省の意を示し、社会復帰を前提とした処遇を求めることで、より良い結果を得られる可能性があります。

闇バイトに関わらないようにするための対策

誰でも「自分は闇バイトをするはずがない」と思っていますよね?

もし、将来的にお金に困ってしまった状況に置かれた場合や、信頼している人物からの勧誘があった場合など、いつ心の隙に入り込んでくるか分からないのが「闇バイト」です。

確かに、友人知人からの紹介だったら、あまり精査せずに「普通のバイト」だと信じてしまいそうです…。

弁護士

今一度、どうすれば関わりを持たないようにできるのか?について、順番に確認していきましょう。

おいしい話に乗らない

求人募集の要項欄に「簡単な作業で高額報酬」などの、所謂おいしい話はほぼ例外なく危険です。

特に、短期間で高収入を得られるといった条件の仕事は警戒しましょう。

不特定多数が利用する掲示板や怪しいアカウントに近づかない

匿名性の高い掲示板などのSNSでは、信頼性の低い求人情報が流れていることがあります。

怪しいと思われるアカウントや、不自然に高い報酬を提示しているような投稿は避けるべきです。

基本的なアルバイトの応募~初出勤までの流れを把握しておく

一般的なアルバイトの流れは以下の通りですので今一度確認しておきましょう。

  1. 求人情報を確認する(公式サイトや信頼できる求人サイトを利用)
  2. 応募する(電話やメール、応募フォームを通じて)
  3. 面接を受ける(仕事内容や条件について説明を受ける)
  4. 契約書にサインする(給与、勤務条件、雇用契約書を確認)
  5. 初出勤する(通常、初出勤時には研修が行われる)

これらの基本的な流れから外れるアルバイトの場合は注意が必要です。

個人情報を慎重に扱う

怪しいサイトや未確認のアカウントに個人情報(氏名、住所、電話番号、銀行口座など)を提供しないようにしましょう。

応募時に必要以上の情報を求める場合(一般的には履歴書記載要項以上の情報を求められた場合)には警戒が必要です。

法的知識を身につける

犯罪に巻き込まれるリスクを防ぐために、アルバイト契約に関する基本的な知識を入れておくことで、違法性のある条件を提示された場合に気付けるようになります。

例えば「女性限定」等、性別を限定する求人広告は男女雇用機会均等法で禁じられています。

求人広告を見て少しでも「あやしい」「内容が曖昧」だと感じた場合には応募しないようにしましょう。

怪しい誘いを受けたら周りに相談する

自分で判断が難しい場合は、家族、学校、または信頼できる人に相談しましょう。

もしも、信頼できる人から怪しい誘いを受けたら、一度冷静になるためにもすぐに誘いを受けずにその場を離れましょう。

地域の消費生活センターや警察に問い合わせることも検討してください。

※警察相談専用電話「#9110」 ※局番なしの「188」へお近くの消費生活センター等につながります

会社の信頼性を確認する

少しでも怪しい求人だと思った場合は、応募前に会社名や住所、電話番号をインターネットで検索し、信頼性を確かめましょう。

公式ホームページがない場合や、所在地が曖昧な場合は注意が必要です。

自分の直感を信じる

応募時や面接時に違和感を覚えた場合は、無理をせずその場で断る勇気を持つことも大切です。

その場で断るのが難しい場合も「一度考えます」とその場を離れて後日断るか、関わることを控えることで、闇バイトに巻き込まれるリスクを大幅に減らすことができます。

この際、不用意に個人情報を開示しないようにすることも大事です。

できれば持参した履歴書もその場で返却してもらうよう伝えましょう。

正しいアルバイトの探し方とは

情報社会の今の世の中、残念ながら100%安心できるサイトや求人情報はありません。

自分自身で求人内容を精査するほかないのが現状です。

子どもが「高校生になったらバイトしたい」と言っているのですが、闇バイトに応募してしまわないか心配です…。

弁護士

ご自身の経験や、お子さんの話からバイト内容の精査をしていくしかありません。

信頼できるサイトや求人情報誌等を利用する

企業の公式ホームページや比較的信頼できる求人サイト(例:タウンワーク、リクナビバイトなど)を活用しましょう。

ハローワークや学校の就職支援窓口など公共の求人募集を利用することもおすすめします。

また、地域の求人情報誌や地元で発行されている求人誌は比較的信頼性が高い場合が多いので、こちらを活用するのもいいかもしれません。

求人内容をしっかり確認する

まずは、仕事内容が具体的に記載されているかを確認しましょう。

曖昧な表現や詳細不明な場合は警戒することを忘れないようにしましょう。

また、闇バイトの隠語が使われていないか確認することも大切です。

例えば「特別な仕事」「簡単に稼げる」「U・D」などの、一見してよくわからない表現がないかなど確認をしましょう。

さらに、同じ業種や地域の平均賃金と比べて不自然に高い報酬が提示されていないかきちんと確認することも大切です。

応募する前に会社を調査する

応募しようとしている会社が、実在する住所と正しい連絡先が記載されているかインターネット検索などで調べ、評判や口コミをチェックすることも忘れないようにしましょう。

闇バイトでなくても、ネガティブな情報が多い場合は注意が必要です。

応募時の対応に注意する

通常、面接や条件説明が行われるのが一般的ですので、面接なしの即採用や不必要な個人情報を聞いてくる場合は危険だと思ってください。

雇用契約書が用意されていない場合や不明瞭な契約内容の場合も辞退した方がいいでしょう。

あなたが泣き寝入りしないために

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まとめ

闇バイトに勧誘されないための対策をここまで説明してきましたが、まずは「おかしいな」「あやしいな」と思った時は、いったんその場から離れましょう。

バイトを探す際には、SNSでの高収入求人には特に注意してください。

「簡単」「高収入」「即日払い」といったフレーズには警戒心を持ち、それは闇バイトであると認識してください。

アルバイトを探す際にはSNSや掲示板を利用するのではなく、正規のアルバイト情報や派遣会社を通じて仕事を探すことをおすすめします。

もし、怪しいと思われる勧誘を受けた場合は、家族や友人に相談して、冷静に判断しましょう。

身近な人に言えない場合は、消費者センターや専門家・弁護士に相談するか、警察相談ダイヤル(#911)へ、またはお近くの警察署まで相談してください。

都道府県警察本部では少年相談窓口を開設していますので、そちらでも相談ができます。

この記事が、少しでもお力になり危険な闇バイトへ応募する行為を未然に防ぐことができましたら幸いです。

弁護士

畝岡 遼太郎 弁護士

大阪弁護士会所属

 

西村隆志法律事務所

大阪市北区西天満2丁目6番8号 堂島ビルヂング501号
TEL:06-6367-5454

ひとりひとりに真摯に向き合い、事件解決に向け取り組んでます。気軽にご相談が聞けて、迅速に対応できる弁護士であり続けたいと考えております。 

※事前予約いただければ平日夜間や土日にも対応可能です。

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