人生のストレスランキング4位の『離婚』~ストレスを最小限にする離婚の進め方について解説~

夫婦で離婚の話し合いをしているところだけど、最近体調がおかしい、病気なのかもしれない…などと感じるケースはありませか?

実は、その体調不良は離婚の話し合いによるストレスが原因なのかもしれません。

医師の論文によると、ストレスの原因の第4位が「離婚」だとわかっています。 (参照:夏目誠「出来事のストレス評価」精神雑誌)

ストレスを侮ってはいけません。後述するように、ストレスによって心身ともに健康を害してしまうおそれがあります。

本記事は、離婚によるストレスを抱えている方に向けて、ストレスの原因と対処法をご紹介します。

ぜひストレスの軽減に少しでもお役に立てれば幸いです。

記事に入る前に・・・

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目次

離婚のストレスはどのようなもの?

最初に、離婚で本当にストレスが起こるのか、実際のデータを元にご紹介します。

離婚のストレスはあなたが考えるほど軽いものではありません。

離婚のストレスの強さはどのくらいか

上でも述べたとおり、離婚は、「人生のストレスランキング」で「第4位(72点)」に位置しています。

「配偶者の死」(1位83点)、
「会社の倒産」(2位74点)、
「親族の死」 (3位73点) に次いでの第4位なので、「思ったより上位だな」と思った方が多いのではないかと思います。

なお、「病気や怪我」(7位62点)、「多忙による心身の過労」(8位62点)には10点という大きな差をつけていることからも、いかに離婚が強いストレスの原因になるかということがうかがわれます。

参照:夏目誠「出来事のストレス評価」精神雑誌

どのくらいの期間ストレスを感じるのか

離婚のストレスを感じる期間は人によってまちまちではありますが、おおよそ離婚から半年~2年はストレスを抱えるといわれています。

もしも、離婚前で協議が進まずにストレスを感じているなら、離婚するまで、そして離婚してからも2年くらいはストレスを感じる可能性があるでしょう。

離婚後2年程経過してもなお強いストレスに悩んでいるなら、離婚の条件(例えば、養育費の金額や子どもの面会交流の回数など)に納得できなかったことがストレスになっている可能性もあります。

このケースの場合は条件を変えてもらうまではストレスを抱えたままになってしまう可能性もあります。

離婚のストレスとは

一言に「離婚のストレス」といったところで、どんな種類があるのか想像がつかないこともあるでしょう。

離婚のストレスは決して離婚後だけでなく、離婚前から抱えている人もたくさんいます。

離婚を切り出す前

離婚をしていなくても、離婚を意識し始めたときから強いストレスを感じる方もいます。

それまでの生活の不満や、離婚話を切り出す前の大きな緊張からストレスは膨大に膨れ上がるのです。

結果的に離婚に至らずとも、離婚を切り出すことがストレスとなってしまった結果、頭痛や腹痛、吐き気などを催してしまうケースもあります。

離婚協議中

ストレスが一気に増大するのが離婚協議中です。自分に有利であったり、スムーズに協議が進んでいたりすればストレスを感じにくいかもしれません。

ですが、相手が離婚に同意しない、条件が折り合わない、漠然ではあるものの不利な条件のように感じているなどの場合にはストレスはマックスになります。

人によっては離婚をする相手と話し合いを持たなければいけないと考えるだけでも大きなストレスの原因になってしまいます。

離婚協議中にストレスを原因とする体調不良としては、頭痛、腹痛、吐き気に加えて、嘔吐、めまい、不眠、食欲不信、意欲低下、過呼吸などの症状が考えられます。

さらには、過度なストレスによって、精神的な病を引き起こす引き金になることもあります。

離婚後

離婚後のストレスも人によっては強く出てしまいます。離婚の諸手続きによるストレス、離婚後の生活の変化や周囲の目が気になって起こるストレスなど。

さらには離婚のきっかけになった出来事や、協議中のことを思い出してイライラしてしまうこともあるでしょう。

離婚の条件が希望したものではなかった場合には思い出すたびにストレスを感じてしまうという方もいると思います

離婚後のストレスからの身体的な症状は離婚協議中と同様のものが考えられます。

ただ、離婚自体は終わってますので、過呼吸などは比較的おさまりやすいかもしれません。

離婚後半年~2年間はストレスを抱える方が多いと言われています。もちろん、それ以上の期間ストレスを抱える方もいると思います。ただ、時間の経過とともに気持ちが整理できていけばストレスを抑えることはできます。

離婚のストレスが生活に及ぼす影響

前述しましたが、離婚のストレスが生活に及ぼす影響には、不眠になってしまう、食欲不信、意欲が低下してしまうなどがあります。

その結果、仕事が手につかなくなったり、育児や家事を十分にこなせなくなったりしてしまう可能性があります。

離婚したことを説明したくないために友人関係等も面倒に感じ、自ら孤立してしまうケースも少なくはありません。

精神的に辛くなり、周囲との関わりを煩わしく感じる気持ちはわかりますが、離婚のストレスでの症状は、むしろ人との関わりで軽減されていくものです。あまり思い詰めずに少しずつ前進できるといいですね。

子どもに影響が出る場合もある

実は、離婚のストレスは当事者だけの問題ではありません。

何も言わなくても、子どもに大きな不安とストレスを与えてしまっている可能性があります。

例えば、以前は吸わないタバコを吸うようになった、飲酒の量が増えた、などの事情は子どもにとっては「大丈夫かな?」と不安になってしまう材料です。

できるだけ子どもに過度な不安と緊張を与えないようにするためには、親自身がこれまでと同様に振る舞えること、そのためには健康でいることが非常に大事なことだと思います。

子どもが両親の離婚で過度にストレスを感じた結果、引きこもり、登校拒否、食欲不信、コミュニケーションを取らなくなってしまうということがあり得ます。

自分自身のことで精一杯になってしまうのは当然ですが、子どもの精神状態にもしっかり気を配れるようにするためにもストレスを抑えて、心に余裕を持てるようにしたいものです。

離婚のストレスを最小限にするためには

では、離婚のストレスを最小限にするためにはどうすればいいのでしょうか?

具体的には、短時間で話し合いを済ませることや、離婚を急ぎすぎないこと、弁護士に任せるなどの方法があります。それぞれ詳細を見ていきましょう。

短時間の話し合いで済ませる

話し合いが長引けば長引くほど、離婚のストレスは増大していきます。

短期間で話し合いをまとめるためには、まずはご自分の考えを整理することが大事です。

離婚の検討項目は、

  • 親権者をどちらにするか
  • 面会交流はどのくらいの頻度にするか、1回何時間くらいにするか
  • 養育費や婚姻費用はいくらにするか
  • 財産分与はどのようにするか(主に不動産をどうするか)
  • 慰謝料をいくらにするか
  • 年金分割をするか

ですが、例えば、「絶対に譲れない条件」、「できれば譲りたくない条件」、「譲ってもいい条件」などに分類してメモなどにまとめてみるといいと思います。

具体的には、

「子どもとの面会が月4回という点は絶対に譲りたくない」、

「養育費については●万円にしてほしいが、必要であれば増額/減額になってもある程度は構わない」、

「財産分与は不動産はいらないから譲ってもいい」

などというような感じです。

最初に全体について方針を決めておけば、配偶者との話し合いの回数や時間を減らす工夫になります。

また、言いたいことが相手にうまく伝わらないこともストレスの原因になります。

我慢せずに離婚協議中はできるだけ自分の主張を相手に伝えていくことも大切です。

別居を提案する

あまりに離婚を急ぎすぎてもストレスの原因になってしまいます。

もしも、離婚協議が難航しているなら無理に離婚ありきで進めずに、「とりあえず別居にしてください」と話してみるのも一つの手段です。

別居が長引けば法律上の離婚事由になる可能性は十分あります。

ストレスで体調不良を引き起こしている場合は、まずは別居を落とし所にして話を進めてみるのも手かもしれません。

弁護士に全て任せる

かかるストレスを最小限にして離婚するためには「弁護士に全て任せてしまう」という方法が最適かもしれません。

離婚のせいで生活に支障が出てしまうほどにストレスを感じてしまう方は弁護士に相談だけでもしてほしいと思います。

弁護士に依頼することは、主に

  • 離婚の話し合いの代理
  • 離婚調停等の代理人
  • 離婚訴訟の代理人

などがあります。

まず、弁護士は代理で離婚についての話し合いをしてくれますが、相手と顔を合わせずに済むことは大きなメリットです。

話し合いで終わってしまえばストレスはまさに最小限と言えるでしょう。

離婚調停や裁判に発展した場合でも弁護士は強力な味方です。離婚調停は弁護士と一緒に裁判所に出頭した方がよいことが多いですが、どう対応すべきかを常にアドバイスしてもらえます。

裁判では尋問以外の手続はほとんど弁護士が進めてくれます。

法律の専門家なので、どうすれば有利に離婚を進められるかもアドバイスしてもらえます。

離婚後のストレス軽減のためにも最初から弁護士に相談・依頼する方がいいかもしれません。

離婚におけるストレスの解消方法

短時間での話し合いが成立しない場合や、離婚・別居にも応じてもらえない、弁護士に依頼するのも気が引ける、などの理由でどうしても離婚のストレスが軽減できない場合の解消方法をいくつかご紹介します。

我慢をしない・1人で抱え込まない

ストレスは、嫌なことを我慢していることが大きな原因です。

ストレスを抱えてまであなただけが我慢する必要はありません。たまには感情を出して思いっきり泣いてみたり、信頼できる友人や親族などに相談してみたりして、感情を出してみましょう。

あなたの思いに共感し、一緒に悩みを抱えてくれる人の存在は大切です。一人で全てを抱え込まずに相談してみましょう。我慢がストレスの一番の原因です。

環境を変える

環境を変えてみるのも一つの手段です。

引っ越ししてみたり、転職したり、プチ旅行に出かけたりなど、現状から抜け出せる環境を一つ作ってみてはいかがでしょうか。離婚について常に頭にあるために、ストレスをずっと抱えることになってしまいます。

違うことに目を向けると、今までずっと心に引っかかっていた重い感情を少しでも忘れることができます。

一日中離婚のことが頭から離れないことも強いストレスの原因です。

趣味や今までできなかったことを満喫する

新たな趣味や何かにチャレンジすることもストレス軽減には役に立ちます。

例えば、仕事のために資格取得の勉強に没頭してみたり、フィットネスなどに通い体を動かしてみたりなどストレス発散につながるでしょう。

一人でチャレンジする方法もアリですが、友人と一緒に趣味を満喫することも必要です。思いっきり笑ったりおしゃべりしたりして少しでも心の重荷を忘れてください。

新たな恋をしてみる

離婚後のストレスなら新たな恋愛に目を向けるのも、ストレス軽減には大切な要素です。

いつまでも一人で離婚の事実を受け入れられず、悩んでいるからストレスが増大してしまっています。新たに恋人ができればストレスのことも忘れられますし、悩みを相談することも可能になります。

そして、何よりも恋人の存在が離婚後の不安を解消してくれるでしょう。例えば、離婚で今後の生活に不安を感じている場合や、子どもを片親にしてしまった責任感などからストレスを抱えているなら、新たな恋人の存在が悩み解決のきっかけになります。

今後恋人との再婚が叶うなら、将来への不安は払拭できますし、子どもにも新たな人間関係を形成することができるでしょう。ストレス軽減への近道は新たな恋愛をすることです。

※離婚前に恋をするのはケースによっては不利になることがあります。別居の有無、離婚調停の内容等によって変わってきますので、弁護士に相談するとよいでしょう。

改めて離婚の取り決めを行う

もしも、離婚協議中や離婚後に強いストレスを抱えている場合は、離婚の条件に納得できていないということではありませんか?

子どもの親権や監護権に関することや養育費について納得できていない場合は、再度話し合いを行うこともストレスの軽減に繋がります。

すでに決まっている離婚の条件を変えたいと願うなら、弁護士に相談してみましょう。

例えば、以前に決めた養育費が支払えないとか、足りないとかの場合、事情の変更があれば認められることがあります。

相談すれば、本当に今の条件が妥当なのか、弁護士が調べてくれます。もしも不当な条件だと判断できた場合は、相手と代理で交渉することを依頼するのもよいでしょう。

いつまでも続くストレスは解消しなければいけません。離婚の条件がストレスの主な原因だと感じる場合は我慢せずに相手と交渉することをおすすめします。

心療内科やカウンセリングなどに通う

長期間続くストレスや、生活に支障が出るほどの強いストレスなら、我慢せずに心療内科やカウンセリングに通うことも大切です。

通院したという事実自体が、相手に対して「どうしても離婚したい」という思いを理解してもらう材料の一つにはなるかもしれません。

<子どもがいる場合>離婚についての説明をする

子どもが離婚を契機に強いストレスを抱えているようならば、子どもとのコミュニケーションを大切にしましょう。

どうして離婚をするのか、子どものせいではないのだということをきちんと説明しなければいけません。

子どもは両親の離婚に大きな不安と悲しみ、寂しさを感じてしまいます。親として子供への接し方を工夫しなければいけません。

子どものストレス状態に気づけることは非常に大切です。子どもは大人よりももっと、ストレスの置き場所がわからずに苦しんでいる可能性があります。

そして、離婚の説明をする際には「子どものため」だという言葉は使わないようにしてください。

子どもが「自分のせいで両親が離婚する(した)んだ」と感じることが一番のストレスの原因です

離婚を子どものせいにすることだけは避けなければいけません。逃げずに真実を適切に説明してあげましょう。

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まとめ

離婚のストレスは第4位で侮ってはいけないストレス強度です。誰もが離婚にはストレスを抱えてしまうもの。ですが、時間経過とともに心の平穏を取り戻せます。

できるだけストレスを抱え込まないように信頼できる友人や親族、弁護士などを頼ることも大切です。一人で抱え込まずに離婚のストレスは大切な人と共有してください。

離婚のストレスは体調不良や精神病の引き金にもなり得ます。放置せずに早い段階で解消できる手立てを探してみましょう。本記事で、あなたの離婚ストレスが少しでも軽減できることを願います。

弁護士
松本隆弁護士

弁護士 松本隆

神奈川県 弁護士会所属
横浜二幸法律事務所
所在地 神奈川県横浜市中区山下町70土居ビル4階
TEL 045-651-5115

労働紛争・離婚問題を中心に、相続・交通事故などの家事事件から少年の事件を含む刑事事件まで幅広く事件を扱う

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